この記事で何がわかる?
- ADHDそのものの理解向上
- 人によるADHD特性の違い理解
- ADHDの検査方法
1.ADHD/発達障害って何?
ADHD(注意欠如・多動性障害)は、
脳の発達やつ働き方に特徴がある状態で、
「注意が散りやすい」
「じっとしていられない」
「衝動的に行動してしまう」
といった傾向が強いのが特徴です。
以下に具体例を交えて説明します
- 注意力の欠如(不注意)
集中したいのに、他の音や出来事に気を取られる
例:授業中に話を聞いているつもりでも、
外の飛ぶ鳥が気になり内容を聞き逃してしまう
忘れ物が多く、物をどこに置いたか忘れてしまう
例:鍵や財布の場所を忘れて探すことが多い
- 多動性
じっとしていられず、手足を動かしたり
立ち歩いたりしてしまう。
例:会議中に体を動かしたり、椅子で揺れたり
常に動いていないと落ち着かない。
例:休憩中でもじっと座っているより、
何か作業をしたくなる。
- 衝動性
考える前に行動してしまい、後で後悔する。
例:話の途中で思いついたことをすぐ口に出し
相手の話を遮る
順番を待つのが苦手。
例:列に並んでいても、自分の番まで待ちきれずに焦ってしまう
ADHDの特徴
誰にでも起こりうることですが、
ADHDの人はこれらが日常生活や学校・仕事に
大きく影響するレベルで頻繁に起こります
症状には個人差があり、不注意が目立つ人も
いれば、多動性や衝動性が強い人もいます
ポジティブな面
ADHDの人は、創造性やひらめきが豊かで、
新しいアイデアを思いついたり、
行動する能力が高い場合もあります
支援と治療
薬物療法やカウンセリングを受けることで、
症状をコントロールしやすくなります
環境の工夫(予定をリスト化する、静かな場所で作業するなど)も効果的です
ADHDは「努力不足」ではなく、脳の働きの違いによるものなので、本人に合った方法でサポートすることが大切です!
2.我が家の妻子の特性は?
一口にADHDと言っても、特性は千差万別
自己紹介でもお伝えした通り、我が家は妻子がADHD特性を持っていますのでを比べてみます。

◇ADHD妻(以降はAD美)の場合
- メンタル弱め·感情を抑制出来ない
→外面は良い·環境の変化に弱い
→ストレス溜めがち
→身内にぶつける事で発散しつつ、
それでも離れないかを確かめている - 客観視は出来るがしない(家族には)
→外では相手を気遣える
→家では敢えて気持ちを読まない
→隠れゲージMAX時は、これを言ったら1番傷付くだろうという、逆の読み方をする - 悪い事は人のせい、絶対に謝らない
→自分目線で自分が悪くない理由から作る
→例:イライラしてモノを壊す
→イライラを取り除かない貴方が悪い
※上記の客観視をしない事と関連 - 注意欠陥·物忘れ多い
→会話や行動と頭の中が別々
→相槌を打ちながら違う事を考え聞いてない
→違う事を考えながら動くので、
サイフ·スマホ·鍵の紛失多数 - 計画性無し、良く言えば行動力の鬼
→ピアノ習わせたい
→契約してきたから(事後報告)
→ピアノ20万で売って貰うから(事後報告)
思い立ったら吉日を地で行くタイプ

◇ADHD子(以降はAD郎)の場合
- 強メンタル、欲求衝動を抑制出来ない
→人目を気にせず我が道を行くタイプ
→行動の原則がやりたいかどうか
→TPOはお構い無し
→周りからは落ち着きなく見られる - 相手の立場で考えるのは苦手
→相手も知っている前提の言動しがち
→会話が成り立たない
→作文なども順序立てて書けない
→伝える力が弱い - 全体感の把握、論理的思考や分析は苦手
→何故やってはダメなのか、
何でダメなのかは考えられない
→自分の行いの何がダメか理解出来ないので、怒られても謝れない、反省しない→同じ事を繰り返す - 注意欠陥·物忘れ多い
→学校から提出物の催促
→貰ってない、先生が渡し忘れた筈
→でも鞄の中から発見
→何でだろう?で終わる - 計画性無し、かといって行動力も無し
→明日から大事なテスト開始
→勉強してるのは教科も範囲も違う所
→何故かと聞いても何となく···
→点が取れず反省するもまた繰り返す - 膨大な量をこなす過集中
→自分では計画出来ないものの、
塾の膨大な宿題は取り組み続けられる
こんな二人との様々な実体験と対策について、
これからのブログで記載予定です
3.ADHDの検査方法は?
ADHDの検査は、基本的に専門医の診断を受けます。
ウチの場合は子供は小児用の発達外来、妻はADHDという前提無しで精神科を受けて診断されています
診断時間は半日程度で、大体の流れは以下の通りです
- 問診
症状の確認:現在の症状(注意力の欠如、多動性、衝動性)の頻度や影響を確認します。
生活状況の聞き取り:家庭、学校、職場など複数の環境での困難を把握します。
発症年齢:ADHDは小児期に始まるため、症状がいつから現れたかを確認します。
既往歴・家族歴:過去の病歴や家族に同様の症状があるかを確認します。
- 診断基準との照合
医師はDSM-5(精神障害の診断と統計マニュアル)やICD-11などの診断基準を使い、
以下の要件を満たしているかを評価します
注意欠陥(不注意)の症状
多動性・衝動性の症状
生活に著しい影響を与えているか
- 評価スケールの使用
専門家が用いるチェックリスト(例:Conners評価スケール、ADHD-RS)を用いて
症状を定量的に評価します
教師や親、本人からのフィードバックも収集されます。
- 心理検査
ADHDが他の精神疾患や学習障害と関連している場合もあるため、
以下の検査が行われることがあります
知能検査(例:WAISやWISC)
注意力テスト(例:CPT:持続的注意テスト)
- 他の要因の除外
症状が他の精神疾患(うつ病、不安障害、自閉スペクトラム症など)や
身体的な要因(甲状腺疾患、睡眠障害など)によるものではないかを確認します。
- 追加の観察
必要に応じて、学校や職場などでの観察データが求められることがあります。
検査を受ける際のポイント
専門医の受診:児童精神科、小児科、または成人精神科で評価を受けるのが一般的です。
家族や周囲の協力:生活環境での行動観察が重要です。
診断には時間がかかることもありますが、正確な診断を受けることで適切な治療
(薬物療法、心理療法、生活支援など)につなげることができます。
もし悩んでいる場合は、市役所の福祉課で相談を受け付けていることが多いです、
ウチの子供の場合は先生から普段の様子を書き起こして貰い、それを持って福祉課に相談に行き、
病院を紹介して貰いました。
4.まとめ
- ADHDと言っても様々、代表的なのは
→注意欠陥によるポカミス(忘れ物、期限切れ)
→衝動性による行動(衝動買い、暴言、無計画) - 人によって何が強く出るかは異なります
- 診断を受ける事で自分自身、周囲の理解も進みます
- 専門医もしくは市役所に相談してみましょう
ご覧いただきありがとうございました、
今回はここまでとなります、
他エピソードも宜しければご覧ください👓️
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